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菅井英子が「西陣文化賞」を受賞しました

2022.11.19
菅井英子が、11月11日(西陣の日)に「西陣文化賞」を受賞しました。
西陣織工業組合を中心とする西陣の日事業協議会は昭和42年に応仁の乱を起源とする「西陣」呼称500年を記念して11月11日を「西陣の日」と制定し、5年毎に西陣産地の振興発展に貢献した学識経験者に「西陣大賞」を、文化人に「西陣文化賞」を贈呈し表彰しています。
本年は西陣呼称555年の佳節にあたります。

1988年に初めてシルクをポリエステルに置き換えた広幅の西陣織をコレクションに使用して、帯地特有のハードな風合いに新しいデザインフォルムを開発しました。
そして、その作品を大阪コレクション、東京コレクションで発表しました。
それを皮切りに、1992年には緞帳の生地を極力薄くしてコレクションに使用しました。
1997年にはホテルグランヴィア京都の開業時のユニフォームデザインを任されて、ホテルのロゴを織り込んだポリエステルの西陣織をドアマン、ベルボーイ、ベルガールのユニフォームに使用し、装飾性のみならず最も機能性を要求される分野に挑戦しました。
2005年には西陣織を使用したバッグコレクションを製作し、2015年には西陣織の芸術的な若冲の帯地でクチュールラインのコレクションを製作しました。
特に、クチュールラインではハードで複雑な柄の帯地を立体的なデザインの新しいフォルムに挑戦しました。
2021年にはウェスティン都ホテル京都の大改装に伴うユニフォームデザインを任され、バーのユニフォームにポリエステルの西陣織を使用しました。
そして現在、ポリエステルとシルクで織った西陣織でショールや京都府から依頼を受けた海外向けの茶人服を開発中です。